
東京農業大学 農学部 デザイン農学科
生活デザイン農学研究室 阿部建太のHP
研究 内容や、講義・実習の様子等を紹介しています!
About
阿部建太
東京農業大学 農学部 デザイン農学科 生活デザイン農学研究室 にて助教を務めています。主に緑との関わりによる心理的効果(いわゆる癒し効果)を研究しております。共同研究も積極的に取り組ませて頂きます。ご連絡頂ければと思います。
研究テーマ
➢緑地の生理・心理的効果の把握
➢緑地および緑化空間の景観評価
➢緑地利用の促進
➢農・園芸の生理・心理的効果の把握
➢農・園芸の普及促進

Research
主な研究テーマ

緑の健康効果
農や園芸といった直接的な緑との関わり、森林や公園の利用といった環境的な緑との関わりによる、身体的・精神的・社会的な健康効果を検証しています。“何となく癒される”ではなく、心理検査、自律神経や脳波測定等を用いて、科学的に評価しています。

自然景観の評価
自然景観の評価や、人の自然景観に対する認識特性を調査しています。特に農の景観的価値評価には力を入れて取り組んでいます。こちらも脳波測定による感性評価や、視線解析装置を用いた評価等を行っています。

緑地利用の促進
健康効果の検証に加え、その効果を社会に広く享受してもらうために、緑地利用の促進に向けた、利用の変動要因に関するアンケート調査やヒアリング調査を実施しています。

農・園芸の普及促進
緑地利用同様に、その健康効果を多くの人に享受してもらうために、人の健康という視点から農や園芸の普及促進を目指して、各種調査を実施しています。
Education
担当中の主な講義・実習
※現在作成中です。様子の写真もアップしていきます!
農業実習
人の利用、景観による心理的効果など、人を意識してデザインされたキャンパス内のガーデンエリアの解説(私たちの研究室で管理しています!)、植物活用の事例として多肉植物の寄せ植え、畑での野菜栽培等、実際にフィールドに出て様々な体験をしてもらっています。
生活デザイン農学
緑と人の健康に関する様々な理論や仮説、過去の著名な研究から最新の研究までの解説を広く行う概論的な講義です。私達の生活の中でいかに緑が活用されているのか、また、そもそもなぜ緑が活用されているのかという点についても理解を深めます。
生物介在療法学
森林療法、アロマセラピー、園芸療法・園芸福祉など、緑を活用した国内外の様々な療法について解説します。座学ではありますが、植物の香りや自然音などを用いて、可能な限り体感型で学んでもらう形で実施しています。
農福医連携デザイン農学
森林療法、アロマセラピー、園芸療法・園芸福祉など、緑を活用した国内外の様々な療法について解説します。座学ではありますが、植物の香りや自然音などを用いて、可能な限り体感型で学んでもらう形で実施しています。
生き物活用法
2年生の生物介在療法学のような,療法に限らない,植物の様々な活用方法について解説します。こちらも座学ではありますが,障がい体験×園芸等のワークも交え,感じてもらうことを重視した構成としています。
専攻基礎実験実習・演習/
専攻応用実験実習・演習
研究室の3年生、4年生向けの実習です。植物や緑地の利活用には,基本的な園芸や緑地に関するの知識やスキルが欠かせません。私の担当回では植物の播種(種まき)からその活用までの一連の流れや、緑地の景観評価等の体験をしてもらっています。例えば,ドライフラワーに適したセンニチコウなどを播種し,栽培,収穫して,スワッグやハーバリウムを作成したり、神奈川県公園協会様のご協力のもと、近隣の緑地での寄せ植えやヨガ等の活動を実施しています。
卒業論文
「緑」と「人」をキーワードに、学生自身で自由に考えたテーマで卒業論文に取り組んでもらっています。以下は過去、または現在の研究テーマです。研究内容をさらに整理して学会誌に掲載されたものには★を付けています。
2025年度
・季節ごとの自然を扱った絵本の読み聞かせが園児の季節感覚に与える影響
・緑地の景観的価値を向上させる要因に関する研究
・室内に置かれた花の色が空間の印象に与える影響
・水辺空間が緑地の景観評価に与える影響
・多肉植物の管理手法に関する研究
・室内における動物と植物の適切な共存方法に関する研究
・自然に関心を持つきっかけに関する研究
・実施環境の違いが栽培実習の教育的効果に与える影響
・実施環境の違いがハーブボールによるセルフケアの効果に与える影響
・農の景観的価値評価に関する研究
・起床時の心身反応に対する香りの影響
・小規模な改良によるビオトープ内の水質の改善に関する研究
・評価する季節が植物の印象に与える影響
・緑及び水域が都市景観の開放感に与える影響
2024年度
・生花の設置がイベントにおける満足度及び参加意欲に与える影響
・地域コミュニティの参加動機に関する検証-相模原市大規模団地の園芸関連コミュニティを事例として-
・日本国内における香水需要の現状調査
・都市部における家庭菜園の課題に関する研究
・園芸活動による実施者および対象者への生理・心理的効果
・飲用する環境がコーヒーの味に対する評価に与える影響
・室内空間への木材の導入が集中力の持続時間に与える影響
・緑視率の違いが心理的効果および作業効率に与える影響
・園芸活動が高校生の意識変容に与える影響
・森林散策の360°動画の視聴によるポジティブ感情への影響
・コーヒー豆の種類によるストレス緩和効果の比較
・精油の香りによる緊張緩和効果
・植物活用プログラムの内容及び参加者の属性による満足度の違いに関する研究
・ハーブティーを淹れる手段による飲用の心理的効果の違いに関する研究
2023年度
・植物配置がデスクワークにおける作業効率およびストレスに与える影響 ★
→日本緑化工学会誌に掲載!論文はこちらから
・コーヒーの香りが作業時の注意力に与える影響 ★
→におい・かおり環境学会誌に掲載!論文はこちらから
・緑地の360°の動画によるストレス緩和効果
・目線の高さの違いによる景観の印象評価と視線の比較
・ローズマリーの香りによるストレス緩和効果
・チューベローズの香りによるストレス緩和効果
Activity
主な活動

相武台団地での植物を活用した地域交流活動
神奈川県相模原市の相武台団地にて,団地の活性化等を目指して,植物活用プログラムを実施しています。実施は年に数回程度で,内容はスワッグ作り,リース作り,多肉植物の寄せ植え,ハーブボール作り,押し花のしおり作りなどなど,多岐に渡ります。

JAあつぎとの協働プログラム
食農教育に関連した「親子夢未kidsスクール」において,農大カリキュラムとして,畑での農作業体験・収穫体験等を通して,楽しみながら食や農について学ぶプログラムを年に1回実施しています。農大以外でも稲刈り等が あり,学生らもお手伝いで参加します。


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〒243-0034
神奈川県厚木市船子1737
生活デザイン農学研究室
ka207934★nodai.ac.jp
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